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困難な状況にある良きバルカン政治家の国を助けに来ました [海外]

バルカン半島には幾つかの国々があり、大国でないため生き残りをかけてあっちに行ったりこっちに行ったりと大変です。

そんな弱小国の政治家をバルカン政治家と呼ぶようになったそうです。

また、昔のバルカン半島はヨーロッパの火薬庫とも呼ばれていました。

これまた大国の思惑によりいじられる所であったとも言えます。


バルカン半島には、アルバニア、ブルガリア、マケドニア、セルビア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア、ヘルツェゴビナ、コソボ、トルコ、ギリシャなどがあります。

昔はユーゴスラビアというもう少し大きな国がありましたが分裂し小さな国家群となっています。



さて、その中のギリシャ。

弱小国なんでしょうか?

バルカン半島の国ですからね〜



トルコがEU、欧州連合に加盟できないのにギリシャは加盟しています。

今では粉飾して加盟したと言われていますが。。。


最近になって金融危機、その後の財政問題でギリシャは生き残りをかけてあれこれと駆け引きをしているようです。

相手はEUであったり大国ドイツであったりするのですが、その時に持ち出す国がロシアとか中国です。



元祖バルカン?、古代文明の国、ギリシャの面目躍如です(笑)

バルカンの政治家、反緊縮派経済学者とされるヤニス・バルファキス財務相

こちらは、1月に欧州連合によるロシアへの追加制裁に反対しているとされましたが、事前に相談がなかったことを批判しただけと説明しています。


2月に入ると、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば他国の追随でユーロ圏は崩壊すると発言

よく喋る人のようで続けて「イタリアの債務状況は持続不可能だ」と発言、これに対しイタリアのピエール・カルロ・パドアン経済財務相は不適切だと批判しています。


なんとな〜く、反ユーロ圏反EU官僚主義っぽく感じますが、ヤニス・ファロファキス氏はギリシャ・アテネ大の経済学教授から今回の政権に入っています。

ただ、それ以前は英エセックス大学に留学しオーストラリア、米国で教壇に立った経験があります。

国籍はギリシャとオーストラリアの二重国籍のようです。

権威ある欧州大陸オランダ生まれのウィレム・ブイター元イングランド銀行金融政策委員も英国籍と米国籍を持っていましたね。

英語圏からの影響のありそうな人物かもと分かって来ます。

ということで反EUなのか?


ユーロ圏などによる金融支援とギリシャ政府の緊縮策で「ギリシャを債務の『植民地』にした」と批判たファロファキスですが、欧州内部に限っては当たっているように見えます。

一見、反欧州連合官僚主義=ロシア制裁反対っぽく聞こえますが、ただ経歴を合わせるとギリシャ独立主義者なのかどうか何とも言えませんね〜


ロシアのアントン・シルアノフ財務相は、ギリシャから融資の依頼を受けたら実行に移す用意がある、と米CNBCのインタビューで答えています。

但し、ルーブル建てに限られるとのこと。

そもそも、ルーブルが暴落したのに外貨建ては無理でしょう〜



一方、反緊縮財政派のアレクシス・チプラス首相は、1月に「交渉次第」としたが2月にはロシアへの支援要請を検討しておらず、ユーロ圏離脱の可能性を否定しています。

ギリシャのチプラス首相とバルファキス財務相との間に阿吽の呼吸でEUを揺さぶっているのか、それとも温度差があるのか?

同床異夢?

バルカン政治家同士でしょうか(笑)

ギリシャ対EU/ドイツとだけ見ていると、間違えるかも知れませんね〜



あと、ニコス・コジアス外相、こちらはアテネやドイツで学びドイツや米国での教職経験があるようです。

経済学、法学に政治学を学んでいます。

コジアス外相は2月11日モスクワを訪問中、ロシアのラブロフ外相との共同記者会見でロシアに対する制裁はを批判しています。

一方、ラブロフ外相は会談後の共同会見でギリシャ政府から支援の要請があれば検討するとしています。


2月10日、パノス・カメノス国防相は、ギリシャが債務についてユーロ圏と新しい合意できない場合、ユーロ圏以外に支援を求める可能性もあると示唆しました。

ユーロ圏と言っていますが、いわゆるトロイカのことです。

トロイカとは、ギリシャ問題の場合EU、IMF、欧州中央銀行(ECB)を指します。


ユーロ圏とは「米国かも知れないし、ロシアかも知れない。中国や他の国かも知れない」と。

米国?

ヘッジファンドなんかで売り崩されたんじゃなかった?



ロシアか中国?

一緒じゃないですか(笑)



首相、財務相、外相、国防相と「金と力」をどう使うか。

ギリシャはバルカンの国らしく、色々と動いているんですね〜



まぁ、それでもロシアや中国もそんなバルカンな人たちと一応付き合わされるわけです。


中国には、飲水思源という言葉があり、水を飲む者はその源に思いを致せという意味だそうです。

「井戸を掘った人」という言葉もここから来ているのでしょうか。

恩に着ると思うのか、恩を着せるのか(笑)



それぞれの思惑があり、国とか政権も一枚岩ではないので、まぁどうなるか分かりませんが、イタリア、スペイン、ポルトガルの前にギリシャがいたんですね。

ただ、南欧と一括りにはできそうもありません。


ヨーロッパとしては、ここは切り崩されたくないかも(笑)

欧米の文明の源ということにしていますから。

都合の悪いアラブ・イスラムを隠してギリシャから始まったということで大衆を騙すわけです。

スゴい洗脳ですね〜


ギリシャも正教・東ローマというカードを出してロシアにすり寄るかもしれません。

ギリシア文字とキリル文字も近いし。

プーチン大統領もという言葉を使っていました。

ただ、プーチンとしては、トルコ、ギリシャ、シリアの関係をどうするかが問題?

西洋のパワーというか成長力に限界がありこれ以上付き合ってもムダだと思っているのかもしれません。

気を見るに敏な国々は「うちは西洋じゃないよ」と言うかも知れません。

あっちが勝手に西洋だと言っていただけで、とか。

トルコもギリシャも「西」はオワコンと感じているのかも。。。


ギリシャもエジプトからでしょう、天から文明が降って来たわけでも無いので。

その先は、アフリカ。。。

そこを隠したい白人が勝手に人種差別を隠して民主主義とかホルホルしているだけで、それにやられる西洋崇拝もおかしいですよね。



バルカン政治家によってヨーロッパの火薬庫が炸裂するか?

バルカン半島はギリシャのチプラス連立政権

急進左派と保守派の寄り合い所帯

今のところ反EUでまとまっているようです。。。


火傷しない程度の距離を保ちながら生暖かく見ていきましょう。

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