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高校遠足バスでJTB中部に立ち入り検査、イベント自粛 [国内]

岐阜の「遠足バス」問題で行政側が動いています。

手配ミスでバスが来なかった岐阜県立東濃高校の遠足バス問題に関わる件です。

蕎麦屋の出前という言葉がありますが、安易な返答は駄目だということです。

旅行会社はきちんと手配しましょう、です。




JTB中部本社に5月1日木曜日午前10時半ごろ、中部運輸局の職員2人、観光庁の職員1人が検査に入りました。午後には社員の勤めている多治見支店にも立ち入ることになります。

観光庁は前日の4月30日にJTB側から報告を受けていましたが、状況を調べるため立ち入り検査が必要と判断し今回のようになりました。

旅行業法に基づくものです。

契約内容、バス手配の進め方、社内のチェック体制について調べることになります。

これがプロセスとして個別の問題だったのか体制的なものなのか。

バスの手配をしなかったことが旅行業法違反の疑いがあるとみて、この検査で違反する事実が見つかった場合は観光庁は営業停止などの処分を検討する模様です。




同じく4月30日、岐阜県立東濃高校は岐阜県警可児署に被害届を出しています。

こちらは、保護者から被害届を出して欲しいとの声が多数寄せられたため学校側が被害届を出しました。


これは、遠足前日の24日夕方JTB中部男性社員が「学校の郵便受け近くに落ちていた」と言って、同校事務室に手紙を届けたことを受けて起こったものがそれに該当するかとされています。

手紙の内容は、匿名で生徒を装い「(遠足に)行くのは死ぬよりつらい」となっていました。

全職員を緊急招集し安否確認などで約6時間全生徒に電話をかけるなど通常業務を妨害されたとしています。

しかし該当者がいなかったため遠足実施を決めています。

翌朝、全校生徒が集まる中、バスは来ず手配ミスが発覚しました。

JTBはその後全校集会で謝罪し同社の調査で件の手紙は男性社員が書いたことが判明しました。



この余波で、5月7日水曜日都内で予定していたイベントの中止を親会社のJTB発表しました。

女優武井咲さんが出席予定だった「JTBの夏旅 PRプロジェクトリーダー就任式」です。

なお、キャンセルは学校、一般共に今のところ無いとのことです。



一般個人の旅行客に対する不手際というのは業界では様々な場面であるようですが、手配をしていなかったのにしていたかに装うというのは駄目だと言うことです。

ダブルブッキングはというとこれは別の扱いのようですね。



今回は、学校ということで、つまり法人営業とか大口のお客さま相手でミスってしまったということです。

保護者も一人ならクレーマー扱いされてお仕舞いでしょうが、学校を動かしたわけでパワーアップしています。

そういえば課外活動の毎日何時間もやっている部活って先生方はどうなんでしょうか?

組織を離れれば殆どの人は個人で富裕層ビジネス対象外となるわけで弱くなるのですが、強い相手にミスを重ねてしまったということですか。

パワーアップリニューアルとか鍋の乱とかいうものがありましたが、社内の問題なのか、個人の単純な手配手続き忘れなのかまだ不明です。

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