鉄人と鬼 「炎の料理人」、周兄弟の周富徳さん死去 [国内]
「料理の鉄人」で有名だった横浜市中区出身の周富徳さん死去していたことが分かりました。
8日に肺炎のため横浜市内の病院で死去したとのことです。
つい先日、 「ラーメンの鬼」と呼ばれた「支那そばや」創業者の佐野実さんが11日に川崎市内の病院で亡くなっています。
カレーライスと共に、国民食とされるラーメンです。
ラーメン店「大勝軒」の創業者の山岸一雄さんと共にラーメン業界では有名な存在でした。
佐野さん、こちらも横浜市出身でした。
周富徳さんは、テレビでは料理の鉄人で有名ですが、中国料理界隈の入門者にとっては『炎の料理人』という漫画がバイブルのようなものだったようです。
炎の料理人
実際に持ってるんですね、見たことあります。
それだけ憧れの存在だったんですね〜
周りの中華料理をやっている人に聞いてみると意外とそんなネタがでてくるかと思います。
蕎麦屋の場合だと、蕎麦漫画『そばもん』ですか。
そばもん ニッポン蕎麦行脚そばの食べ方 全巻セット (1-14巻 最新刊)
蕎麦屋さんで置いてあるところもあります。
それぞれの修行の道があるということです。
道っていうとなんか日本的な気もしますが。。。
国民食ラーメンの佐野実さんもそんなイメージがありますね。
それで、周富徳さんと周富輝が有名となり、周3兄弟と言われていますが、実際は周4兄弟のようです。
周富徳さんは次男で、有名な周富輝さんは末弟となります。
三男に料理人の周富安さんがおり、周富徳さんの兄、長男は中華料理店オーナーの周富新がいます。
兄弟は、富新、富徳、富安、富輝と富の一字を持ち、新、徳、安、輝となっています。
長男は、横浜中華街の南門近くに「周苑」を開店しオーナーとなっています。
次男の周富徳さんは、最も有名ですね。
「聘珍樓」、「赤坂璃宮」で総料理長を歴任しています。
三男は周富安さんでこれまた料理人です。
そして、富輝さんですが、兄が外に出て行ったので父親の店を継いでいます。
「生香園」ですね。
周富徳さんが高い帽子を被っているのに対し、富輝さんは短いものでした。
周富徳さんにはホテルの料理長の試験で焼飯を作って勝利したエピソードがありますが、少年時代もチャーハンだったわけで中華料理ではまずはチャーハンといった感じになっていきました。
おふくろの味のようなものでしょうか。
チャーハン、それくらい影響力があった人物です。
一つの時代を築いた人ということでしょうか。
そして時代は次のものを模索しているのかもしれません。
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