原発事業メルトダウン トランプ大統領は化石燃料に全速力で方向転換 [経済]
日本のエネルギー戦略
2016年12月に、三菱重工業と日本原燃は仏原子力大手アレバに出資。
アレバといえば、サルコジ大統領の福島第一原発事故でトップセールスでスマートな印象だった企業。。。
世界的な原発需要の低迷などで業績が悪化のため、出資を仰ぐことに。。。
最近、東芝と検索しようとすると、倒産の二文字が。。。
日立製作所は2017年2月1日、米国での原発事業で700億円の営業外損失の見通しとの発表。。。
原子力御三家は大丈夫か?
ということで、原発事業は統合、政府の管理下に?
日立製作所、東芝、三菱重工業の原子炉メーカー3社の統合の話は2016年には出ていました。
原子力発電所で使う燃料事業の統合に向けて調整しているという話でした。
不採算部門を放置できないとトップが話している状態ですが、民間での統合なのか政府が入るのか。
もちろん関与はしているものの、国営ではありません。
東芝が事業を切り売りしているところを見て「倒産」の二文字を思い浮かべるのは自然かもしれません。
就職活動をしている人にとっては気が気ではありません。
原子力とは無関係な部署であってもどうなることか。
事務職でなければ潰しが効くとはいえ、転職もそれほど簡単というわけでは無いでしょう。
いくら優秀だったとしても、やはり脱落者は出ます。
そこからはい上がるのは不景気な昨今大変難しいでしょう。
トランプのエネルギー戦略
ところで、アメリカの人気者トランプ大統領、エネルギーは石油石炭を重視するようです。
2017年1月24日、トランプ米大統領は石油パイプライン建設促進する大統領令に署名
これは、カナダから米国に原油を輸送する「キーストーンXL・パイプライン」と米ノースダコタ州に敷設予定の石油パイプライン「ダコタ・アクセス」の建設を推進するものです。
トランプの怪しい科学知識なんて言っていますが、青色吐息の原発事業を抱える日本。。。
原子力発電に関わる企業の東芝、東電。。。
週刊東洋経済、「東芝解体」。
週刊エコノミスト、「電気代は税金となった」。
一方、変化球ばかりでよく分からないけど、大統領令乱発して化石燃料で経済再生を目論む様相の米国。
日経新聞の記事では、トランプ大統領の原子力発電に関する考えは現時点で不明としながらも、石炭・石油を重視。
トランプ自身が考えているのか、バックの誰かが考えているのか。
全速力で反対方向に転換しているようです。
この辺は日本が不得意なところです。
謝らないのはアメリカ人の特徴ですが、方向転換は速いですね。
結論
不採算の原子力発電事業ウェスチングハウスを日本に引き取らせて、自身は化石燃料(笑)
さすがアメリカ、逃げ足が速い。
まぁ、つじつまは合ってますね。
トランプ大統領自身が考えているというか、原発はオワコンという流れだったんでしょう。
ババ抜き、キツいっす。
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