今日の日経新聞 NATOの真実 [海外]
今日の日経新聞
日曜版です。
ということで、ゆっくりじっくりまったり記事を読むことができます。
で、書き手である新聞社の方もそんな感じですね。
トーンは微妙でもしっかりNATOの真実に迫る記事がありました。
2016年(平成28年)10月30日日曜日の日経新聞です。
11面 日曜日に考える
波乱の欧州統合 7
NATO、共に歩む
年表
軍人といっても全員が全員好戦的なわけではなく拡大指向に慎重な軍人もいます。
現在の米国の姿からすると考えにくいかもしれませんが、NATO設立当初でも慎重派は米国にいました。
記事では、NATOは3度の試練があったとしています。
1度目の試練は目的の喪失。
2度目は2001年米同時テロ後イラク戦争参加での米欧の亀裂。
3度目はロシア復活後の軍事的脅威。
1度目の試練と言いますが、本来は組織設立の目的は無くなったので解散すべきですが、新たに問題を作り出すことによって組織存続を選ぶということをしてしまったということです。
つまり既得権益を手放したくないため新たな脅威、敵を作るという方向に移行します。
これが組織の「試練」です。
所期の目的が達成されたので解散、これがなされない組織つまり不完全な組織だったということです。
ビジネスだったらエグジットがしっかりしていないダメなものとなってしまいます。
2度目はヤラセ、自作自演ですね、これも新たな敵を作るという。
3度目も同じで脅威を煽って組織存続で、誘導され賛成して大元の原資は税金という落ちです。
ということは、一旦権益が出来れば所期の目的を達成してもなんだかんだで既得権益を手放したくないということで、それが続いているのがNATOということになります。
1度目の試練
2度目の試練
3度目の試練
NATOの目的
つまり、英国にとっては米国もロシアも口実で本音はドイツを抑え込むことだったということです。
だから、欧州と言いますが、島国と大陸ヨーロッパと分けて考えなければならないという理由はここにあります。
欧米では~、ヨーロッパでは~、と一言で言い現わされていますが、それぞれ思惑があるわけです。
ポーランドが参戦、これは元東側の外様ならでの誠意の見せ方ですね。
トルコに至っては、白人でもなければキリスト教徒の国でもない、経緯からNATOに加盟してもEUはダメという状態が続いたわけです。
拡大主義というのは軍事の場合は侵略主義と同じであり、一度手にした利権を手放したくない、そのためには何でもいいので口実を新たに作る、脅威を作り国内統制の全体主義国家に持って行きたいというものです。
英国にとっての敵は大陸ヨーロッパであり、自国の王室は温存、民主主義の名のもとに欧州各国の王朝は倒せてもまだまだ足りないし、特にドイツを何とかしたいというのが本音でしょう。
バルカン政治家という言葉がありますが、立ち回りの上手さはそれ以上というのがイギリスなのでしょう。
それでこの記事は裏話とかお得な情報とかにして満足せず、一段抽象化して考えるわけです。
そのままでは、豆知識、「真実を知った〜!」で終わることに。
同盟とは同盟国を抑え込むことに目的がある、何か悪い奴らに対して一緒に戦うというのは名目で、と。
抽象化されたものを今度は逆の具象化という作業に。
学校では教えてくれませんよね、「抽象、具象、はいっ、丸です、頭イイですね〜」でおしまい、で勘違いしてブイブイ言わせる人間の量産化(笑)
量産型女子大生という言葉がありますが、周りと同じようにテンプレ通りにやっときゃそれなりにモテるし〜みたいな(笑)
で実際の具体的な同盟というものを探してきて、それはどうなのかと。
漫然と新聞を広げたりスマホでサクサクとニュースを読んだりはまだ学生気分、量産型女子大生気分(笑)
なんとか同盟、それって対等な関係なの?、と。
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トランプ対オバマ トップの自覚の問題でイスラム国と不正選挙をテーマに応酬
ヨーロッパ人のアメリカ人に対する感情
EU軍 Brexit、そしてNATO再編成の後に
NATO(北大西洋条約機構)は、1949年4月誕生し、ドイツを抑え込むことが一つの目的であった
英国のEU離脱問題の次は? ヨーロッパ大陸の方は?
一方、NATOもドイツを封じ込めるためのもの
今日の日経新聞 ドイツ、アジア、筆造り
NATOの枠内、EUの枠内に閉じ込められたドイツ
中ロの欧州北上! 中ロ海軍、初の地中海演習へ!
ワルシャワ条約機構が解散したにも関わらず拡大するNATO
トルコのヨーロッパ離れ
腹の底ではヨーロッパ人はトルコには入ってほしくない
困難な状況にある良きバルカン政治家の国を助けに来ました
バルカン政治家
日曜版です。
ということで、ゆっくりじっくりまったり記事を読むことができます。
で、書き手である新聞社の方もそんな感じですね。
トーンは微妙でもしっかりNATOの真実に迫る記事がありました。
2016年(平成28年)10月30日日曜日の日経新聞です。
11面 日曜日に考える
波乱の欧州統合 7
NATO、共に歩む
年表
1989年 冷戦終結 1990年 旧東独を旧西独が吸収(ドイツ統一)
1991年 ソ連崩壊
1994年 NATO軍、旧ユーゴスラビアに介入(~99)
1999年 NATO、第1次東方拡大
2003年 イラク戦争に仏独不参加
2004年 NATO、第2次東方拡大
軍人といっても全員が全員好戦的なわけではなく拡大指向に慎重な軍人もいます。
現在の米国の姿からすると考えにくいかもしれませんが、NATO設立当初でも慎重派は米国にいました。
記事では、NATOは3度の試練があったとしています。
1度目の試練は目的の喪失。
2度目は2001年米同時テロ後イラク戦争参加での米欧の亀裂。
3度目はロシア復活後の軍事的脅威。
1度目の試練と言いますが、本来は組織設立の目的は無くなったので解散すべきですが、新たに問題を作り出すことによって組織存続を選ぶということをしてしまったということです。
つまり既得権益を手放したくないため新たな脅威、敵を作るという方向に移行します。
これが組織の「試練」です。
所期の目的が達成されたので解散、これがなされない組織つまり不完全な組織だったということです。
ビジネスだったらエグジットがしっかりしていないダメなものとなってしまいます。
2度目はヤラセ、自作自演ですね、これも新たな敵を作るという。
3度目も同じで脅威を煽って組織存続で、誘導され賛成して大元の原資は税金という落ちです。
ということは、一旦権益が出来れば所期の目的を達成してもなんだかんだで既得権益を手放したくないということで、それが続いているのがNATOということになります。
1度目の試練
NATOは結成から40年間、ソ連に侵攻の隙を与えず冷戦に勝ったが、その後は試練に見舞われる。 最初は、冷戦の勝利後の「目的の喪失」だった。このときNATOは活動の軸足を「集団防衛」から領域外での危機管理」に写し、隣接する旧ユーゴスラビアで起きた2度の地域紛争に人道目的で軍事介入した。
2度目の試練
2度目の試練は、2001年の米同時テロ後の米欧の亀裂だった。
その後、03年に米国がイラク戦争に踏み切ると、英国とポーランドが参戦するのに対し、フランスとドイツは不参加で、米国と仏独の関係は冷え込んだ。このころからEUは仏独主導で、当時の米国の「単独行動主義」とは一線を画し紛争防止活動などにを本格化させ始めた。
3度目の試練
NATOの3度目の、そして最大の試練はロシアの軍事的脅威の復活という形で現れた。
NATOの目的
NATO初代事務総長で元英陸軍軍人のヘイスティングス・イスメイは、NATOの目的を「(欧州防衛に)米国を引き込み、ロシアを締め出し、(欧州を何度もかく乱した)ドイツを抑え込むこと」と語った。
つまり、英国にとっては米国もロシアも口実で本音はドイツを抑え込むことだったということです。
だから、欧州と言いますが、島国と大陸ヨーロッパと分けて考えなければならないという理由はここにあります。
欧米では~、ヨーロッパでは~、と一言で言い現わされていますが、それぞれ思惑があるわけです。
ポーランドが参戦、これは元東側の外様ならでの誠意の見せ方ですね。
トルコに至っては、白人でもなければキリスト教徒の国でもない、経緯からNATOに加盟してもEUはダメという状態が続いたわけです。
拡大主義というのは軍事の場合は侵略主義と同じであり、一度手にした利権を手放したくない、そのためには何でもいいので口実を新たに作る、脅威を作り国内統制の全体主義国家に持って行きたいというものです。
英国にとっての敵は大陸ヨーロッパであり、自国の王室は温存、民主主義の名のもとに欧州各国の王朝は倒せてもまだまだ足りないし、特にドイツを何とかしたいというのが本音でしょう。
バルカン政治家という言葉がありますが、立ち回りの上手さはそれ以上というのがイギリスなのでしょう。
それでこの記事は裏話とかお得な情報とかにして満足せず、一段抽象化して考えるわけです。
そのままでは、豆知識、「真実を知った〜!」で終わることに。
同盟とは同盟国を抑え込むことに目的がある、何か悪い奴らに対して一緒に戦うというのは名目で、と。
抽象化されたものを今度は逆の具象化という作業に。
学校では教えてくれませんよね、「抽象、具象、はいっ、丸です、頭イイですね〜」でおしまい、で勘違いしてブイブイ言わせる人間の量産化(笑)
量産型女子大生という言葉がありますが、周りと同じようにテンプレ通りにやっときゃそれなりにモテるし〜みたいな(笑)
で実際の具体的な同盟というものを探してきて、それはどうなのかと。
漫然と新聞を広げたりスマホでサクサクとニュースを読んだりはまだ学生気分、量産型女子大生気分(笑)
なんとか同盟、それって対等な関係なの?、と。
関連記事
トランプ対オバマ トップの自覚の問題でイスラム国と不正選挙をテーマに応酬
ヨーロッパ人のアメリカ人に対する感情
EU軍 Brexit、そしてNATO再編成の後に
NATO(北大西洋条約機構)は、1949年4月誕生し、ドイツを抑え込むことが一つの目的であった
英国のEU離脱問題の次は? ヨーロッパ大陸の方は?
一方、NATOもドイツを封じ込めるためのもの
今日の日経新聞 ドイツ、アジア、筆造り
NATOの枠内、EUの枠内に閉じ込められたドイツ
中ロの欧州北上! 中ロ海軍、初の地中海演習へ!
ワルシャワ条約機構が解散したにも関わらず拡大するNATO
トルコのヨーロッパ離れ
腹の底ではヨーロッパ人はトルコには入ってほしくない
困難な状況にある良きバルカン政治家の国を助けに来ました
バルカン政治家