SSブログ

フォードとマツダ全株売却 歴史は?他社は? [経済]

売却解消ブーム?

米フォード・モーターが保有していたマツダの全株式を売却。




他社の資本提携の動向は?


先日はVW(独フォルクスワーゲン)に関してスズキが株式の売却していたというニュースもありました。

フォルクスワーゲンはメルケルと同行し中国工商銀行の支援を受けることに。。。



日産自動車は仏ルノーとまだまだ一緒。

フランスのフロランジュ法の問題がありますね。



いすゞ自動車は2006年GM(米ゼネラルモーターズ・コーポレーション)と資本提携関係解消しています。

ちょっと遠い昔ですか。



トヨタは、先日米自動車業界でキャリアを積んだ米国人役員、ジュリー・ハンプの件がありましたね。。。

これも何だか遠い記憶になりつつあります。





フォードとマツダの資本関係の歴史は?

まとめてみると、今回の全株式売却は自然な流れのようです。



今回のフォードの件は業績悪化のマツダ株を取得したことから始まりました。

当時のマツダは石油危機などで業績が悪化していました。




石油危機は2回に分けられます。

第1次オイルショックは第四次中東戦争が勃発に絡むもの。

1973年です。



2回目、第2次オイルショックは、1978年末OPECの原油値上げ、そして1979年のイラン革命によるもの。

1979年は昭和54年。


米フォード、25%出資の筆頭株主。

この時からの付き合いでした。



ピーク時の1996年には出資比率を33.4%に高めて経営権を取得。

それが36年。




現在は、逆オイルショック?

原油安です。

象徴的と言えば象徴的。

フォードとマツダの資本提携は完全に解消となりました。



その間、2008年のリーマンショック辺りで米ビッグスリーの危機がありました。

出資比率は11%に低下しましたが当時も筆頭株主です。




2010年11月フォードは、マツダの株式を11%保有していましたが、3.5%に持株比率変更

ピークの10分の1です。

この時はフォードがマツダとの資本提携よりも中国市場を選んだ年でした。

これにより中国での生産を拡大させます。





2014年フォードは、マツダとのタイでの協業を解消。

終わりに近づいていました。。。



こうして段階的に関係は解消されて来ました。

持ち株比率の歴史を追うと自然なのでしょう。

そして今回の全株式売却となります。



関連記事
トヨタ米国人役員、ジュリー・ハンプは麻薬を常用していたか?

今日の日経新聞は新興国、米大統領選、VWドイツ問題

今日の日経新聞は電子マネーと煙

今日の日経新聞は新興国、米大統領選、VWドイツ問題



nice!(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

ホーム

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。