G2は存在するのか? あるいは、四面楚歌? [経済]
G5, G6, G7, G8, G20
経済的に力のある先進国の首脳会議です。
G8は、ロシアの扱いをどうするかといので少々問題があったりしましたが、G20ではロシアが入っていました。
さて、日本の経済力が世界第二位だったとき、G2という言葉は存在したでしょうか?
聞いたこと無いですよね。
一切無かった筈です。
それが最近ではG2という言葉があるようです。
ただ、検索してみると、LGのG2とかゲータレードのG2とかグラディエーター2000のG2が出てきます。
つまり、世界的にそういうものがあると認識されているとは言いがたい部分があるわけです。
詳しく掘り下げて行くと、政治的なものとして、G2もありますとなります。
政治と国際関係としてグループ・オブ・2ということで中米関係がそのG2となっています。
そのたのGnとは別で、特別な関係のようです。
G2の概念はフレッド・バーグステンによって2005年に提唱されたものです。
まだ、新しいですね。
日米が世界経済第1位と第2位であった時代、G2という言葉は存在しなかったことがこれで分かります。
では、なぜ2005年になって急きょ作られたのか?
やはり中国経済の躍進でしょう。
大躍進と書くと、何だか変な響きがしますが。。。
来年は2015年です。
多分、確定値として中国が世界最大の経済大国となっているでしょう。
日本と違って中国は米国には遠慮はしないと考えられてもいるのでしょう。
そういうこともあって、「G2」と名付けられたのでしょう。
が、中国としては近いうちに2位に落ちる米国にG2云々言われる筋合いは無いと思うでしょう。
「はぁ〜」だと思いますよ、中国としては。
アメリカのヨイショであって、それも10年間しか賞味期限が無かったということになりそうです。
2014年10月には中国が米国を抜いたという報道がありました。
ただ、テクニカル的に何を使って測定するかという主として米系メディアの細かい頑張りがありました。
ブルームバーグですね。
愛国的な報道姿勢です。
?ということは、中立公平でないということ?
殆ど無意味なことに気づかないのでしょうか。
そしてAPEC北京でのオバマ大統領。
異例の長時間対談でした。
力は山を抜き気は世を蓋うほどだった世界最強の米国です。
「両手を挙げている、撃つな」と言ったかどうか知りませんが、お手上げだったのでしょう。
香港に関しては、中国の問題であると言っていました。
つまり、手を引くということで、それが事実とすればデモ隊は梯子を外されたのか、別の国の支援をうけているのかでしょう。
民主化だの人権だのとは言ってられなくなったのはそのすぐ後でした。
はっきりとプラカードに「人権」と書いて黒人がデモに参加していましたので。
まさか、米国じゃないですよね???
他国に指導する立場の国にそんなことが。。。
1971年で金とのリンクが解かれフロートに。
1973年何とか原油取引での決済通貨として米ドルの威信を保ちます。
近年ではサウジアラビアの輸出の半分以上は中国となっています。
ホルムズ海峡封鎖危機でイランから中国への石油がタイトになった時期がありました。
つまり、表向きイランを悪者にするという方法ですが、実際のところはターゲットは中国だったのではないかというのが2012年。
ただしイランも原油の決済通貨の非ドル化を進めていました。
もちろんそれで狙われたというのもあります。
そして今回のOPECの減産しないで放置
これが、OPEC内での反米色が強いベネズエラ向けなのかロシア向けなのか、はたまた米国のシェール潰しなのかは不明です。
サウジアラビアは玉虫色のようです。
日本もロシアとの話し合いを続けて行きプーチン大統領訪日を実現しようとしていたところ、2014年8月リチャード・アーミテージ元米国務副長官は安倍政権に「賢明な決定」を期待していると発言しました。
アーミテージ氏といえば、パキスタンのムシャラフ大統領に対して「空爆で石器時代に戻る覚悟をしろ」と脅していたので有名な方です。
そういえば先日テレビで安倍首相は「天変地異」とか唐突に言いましたがあれは何だったのでしょうか。
日本とサウジアラビアは米国に「投資している」ということでは同じです。
能動的か受動的かは分かりませんが。
貯まって貯まって仕方ないのです。
福祉の予算が足りないならそれを使えば解決すると思うのですが。。。
まぁ、お金が無いと言いながら何故か銀行にはたんまり預金されている状態ですね。
ただ、他国は例えばオランダは最近金塊を自国に持って来たとの報道がありました。
因みに、ドイツは溶解検査まですべきだと言ってましたが、オランダはどこまでやったのでしょうか。
或はやらないのか出来ないのかやるつもりが無いのか。。。
まさか、タングステンじゃないですよね。
金とのリンク、原油とのリンクが切れても米国は世界最強の正義の民主主義法治主義国家であるので安泰なんでしょう。
中国に媚びへつらうようなG2のことも忘れた方がいいんじゃないでしょうか。
ランクが一つ下がるだけですよね。
まだまだ強いし仲間もたくさんいるし大丈夫ですよね。
多分、多分。。。
ということで、何でもかんでも頭に放り込むと変なのが紛れているので注意が必要ですね。
関連記事
ゴールド
正しい権威(笑) ウィレム・ブイター対アラン・グリーンスパン、どっちが正しいの?
オランダ、金塊保管場所方針変更、秘密裏に実行
原油
ガソリンが安い! 背景は?ロシア制裁か?金持ちアラブの裏切りか?
米国内
オバマ「米国は法治国家だ!」
ホームレスに食事を与えることを禁ず
米ファーガソンはイラク状態、独裁国家中国は2倍に大躍進
新しい枠組み
ブラジルの予定 3位決定戦、決勝戦、BRICSサミット開催、新世界銀行?
経済的に力のある先進国の首脳会議です。
G8は、ロシアの扱いをどうするかといので少々問題があったりしましたが、G20ではロシアが入っていました。
さて、日本の経済力が世界第二位だったとき、G2という言葉は存在したでしょうか?
聞いたこと無いですよね。
一切無かった筈です。
それが最近ではG2という言葉があるようです。
ただ、検索してみると、LGのG2とかゲータレードのG2とかグラディエーター2000のG2が出てきます。
つまり、世界的にそういうものがあると認識されているとは言いがたい部分があるわけです。
詳しく掘り下げて行くと、政治的なものとして、G2もありますとなります。
政治と国際関係としてグループ・オブ・2ということで中米関係がそのG2となっています。
そのたのGnとは別で、特別な関係のようです。
G2の概念はフレッド・バーグステンによって2005年に提唱されたものです。
まだ、新しいですね。
日米が世界経済第1位と第2位であった時代、G2という言葉は存在しなかったことがこれで分かります。
では、なぜ2005年になって急きょ作られたのか?
やはり中国経済の躍進でしょう。
大躍進と書くと、何だか変な響きがしますが。。。
来年は2015年です。
多分、確定値として中国が世界最大の経済大国となっているでしょう。
日本と違って中国は米国には遠慮はしないと考えられてもいるのでしょう。
そういうこともあって、「G2」と名付けられたのでしょう。
が、中国としては近いうちに2位に落ちる米国にG2云々言われる筋合いは無いと思うでしょう。
「はぁ〜」だと思いますよ、中国としては。
アメリカのヨイショであって、それも10年間しか賞味期限が無かったということになりそうです。
2014年10月には中国が米国を抜いたという報道がありました。
ただ、テクニカル的に何を使って測定するかという主として米系メディアの細かい頑張りがありました。
ブルームバーグですね。
愛国的な報道姿勢です。
?ということは、中立公平でないということ?
殆ど無意味なことに気づかないのでしょうか。
そしてAPEC北京でのオバマ大統領。
異例の長時間対談でした。
力は山を抜き気は世を蓋うほどだった世界最強の米国です。
「両手を挙げている、撃つな」と言ったかどうか知りませんが、お手上げだったのでしょう。
香港に関しては、中国の問題であると言っていました。
つまり、手を引くということで、それが事実とすればデモ隊は梯子を外されたのか、別の国の支援をうけているのかでしょう。
民主化だの人権だのとは言ってられなくなったのはそのすぐ後でした。
はっきりとプラカードに「人権」と書いて黒人がデモに参加していましたので。
まさか、米国じゃないですよね???
他国に指導する立場の国にそんなことが。。。
1971年で金とのリンクが解かれフロートに。
1973年何とか原油取引での決済通貨として米ドルの威信を保ちます。
近年ではサウジアラビアの輸出の半分以上は中国となっています。
ホルムズ海峡封鎖危機でイランから中国への石油がタイトになった時期がありました。
つまり、表向きイランを悪者にするという方法ですが、実際のところはターゲットは中国だったのではないかというのが2012年。
ただしイランも原油の決済通貨の非ドル化を進めていました。
もちろんそれで狙われたというのもあります。
そして今回のOPECの減産しないで放置
これが、OPEC内での反米色が強いベネズエラ向けなのかロシア向けなのか、はたまた米国のシェール潰しなのかは不明です。
サウジアラビアは玉虫色のようです。
日本もロシアとの話し合いを続けて行きプーチン大統領訪日を実現しようとしていたところ、2014年8月リチャード・アーミテージ元米国務副長官は安倍政権に「賢明な決定」を期待していると発言しました。
アーミテージ氏といえば、パキスタンのムシャラフ大統領に対して「空爆で石器時代に戻る覚悟をしろ」と脅していたので有名な方です。
そういえば先日テレビで安倍首相は「天変地異」とか唐突に言いましたがあれは何だったのでしょうか。
日本とサウジアラビアは米国に「投資している」ということでは同じです。
能動的か受動的かは分かりませんが。
貯まって貯まって仕方ないのです。
福祉の予算が足りないならそれを使えば解決すると思うのですが。。。
まぁ、お金が無いと言いながら何故か銀行にはたんまり預金されている状態ですね。
ただ、他国は例えばオランダは最近金塊を自国に持って来たとの報道がありました。
因みに、ドイツは溶解検査まですべきだと言ってましたが、オランダはどこまでやったのでしょうか。
或はやらないのか出来ないのかやるつもりが無いのか。。。
まさか、タングステンじゃないですよね。
金とのリンク、原油とのリンクが切れても米国は世界最強の正義の民主主義法治主義国家であるので安泰なんでしょう。
中国に媚びへつらうようなG2のことも忘れた方がいいんじゃないでしょうか。
ランクが一つ下がるだけですよね。
まだまだ強いし仲間もたくさんいるし大丈夫ですよね。
多分、多分。。。
ということで、何でもかんでも頭に放り込むと変なのが紛れているので注意が必要ですね。
関連記事
ゴールド
正しい権威(笑) ウィレム・ブイター対アラン・グリーンスパン、どっちが正しいの?
オランダ、金塊保管場所方針変更、秘密裏に実行
原油
ガソリンが安い! 背景は?ロシア制裁か?金持ちアラブの裏切りか?
米国内
オバマ「米国は法治国家だ!」
ホームレスに食事を与えることを禁ず
米ファーガソンはイラク状態、独裁国家中国は2倍に大躍進
新しい枠組み
ブラジルの予定 3位決定戦、決勝戦、BRICSサミット開催、新世界銀行?