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プーチン来日消えていない [海外]

プーチン来日は流れたかという問題です。

白旗というものですね。



取り消すのは日本側であってロシア側ではないということです。

これがロシアのラブロフ外相の答えです。



ラブロフ外相はモスクワ国際関係大学を卒業後、ソ連外務省に入省。

外交官畑を歩み、1994年に国連大使に転出。

2004年3月、外務大臣に就任。


元官僚であり国連の場でも働いていたので当然プロトコルに通じています。

そのラブロフ外相が2014年7月28日モスクワでの記者会見での大統領訪日の質問に答えています。

質問は英国英語で喋る記者が一人だけいましたが全員勤務地の言葉のロシア語でコミュニケーションを取っていました。


政治的文化的倫理的な伝統として礼儀正しくあるべきと考えている。

招待を受け取ったらそれは考慮され了解されたものと想定して準備する。

招待側も確約したものとされる。

後は招待をした側の責任である。


そういうことで、手順・手続きに関しては現外務大臣、元外務官僚です。

ラブロフ氏からの講義でした。


簡単に言えば、招待を受けたので大統領訪日準備しており、それが無くなるのは日本側の都合だということです。



ロシア側としては拒否していません。

また日本側からの取り消しも無いということです。


ただ、日本国内のメディアの基調としては日常語で「流れた」というだけです。

公式には、ラブロフ外務大臣のいう外交の伝統に照らし合わせた手続きでは、流れていないということです。


今のところロシアは訪日の準備をしているようです。

ロシア側からの動きがないということは、決めるのは今のところ日本側ということになります。

流れるのが取り消しか延期かは不明ですが、そうであれば日本側からとなるようです。


安倍首相の訪朝に関しては、米ケリー氏の外務大臣経由での圧力で危うくなっています。

ロシア大統領訪日は、7月23日にみんなの党の浅尾代表訪問先の米国での記者会見で米有識者の意向を伝えるということで間接的な圧力があります。


これらを受け菅官房長官は「現時点では何ら決まってない。種々の要素を総合的に考慮して検討していきたい」としています。

「何ら決まってない」の表現は日本政府からオファーを出している筈であり微妙あり、ラブロフ氏が目の前に居れば非礼だとされるかもしれませんが、そう言うしかないのでしょう。



安倍首相は柔道はしないものの粘り強くすすめるタイプの政治家のようです。

支持率回復のための訪朝は米国からの警告で流れるかもしれませんが、プーチン大統領訪日に関してはもう少し様子を見ていく必要があるかもしれません。

安倍首相の発言からもまだ可能な限り粘ると考えた方がよいのかもしれません。


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