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温泉施設でレジオネラ菌に感染 レジオネラ菌とサルモネラ菌の違い [健康]

埼玉県は公衆浴場法に基づく処分(営業停止命令)を6月14日発表しました。

担当の課は、保健医療部生活衛生課です。


5月27日(火)から6月2日(月)までの1週間で、レジオネラ症発生届を受けた男性3名の患者が同一の入浴施設を利用していることが判明しました。

患者は高齢者で60歳代が2名、80歳代が1名でした。

そのうち66歳の男性1名は死亡し、2名は回復、もしくは回復に向かっています。



最近は遺伝子パターン、DNAという言葉がよくニュースに出てきます。

判明したのは遺伝子パターンの一致です。

湯楽(ゆら)の里北本店を利用した患者の菌と当該施設から検出された菌との情報が一致したためです。


ここで出たレジオネラ(Legionella)菌は公衆浴場で見つかるようです。

症状としては発熱、呼吸困難等を引き起こします。



レジオネラ菌は、基準としては、100ミリリットル中10個未満である必要があります。

今回は、10個のレジオネラ菌が検出されました。

また、患者から検出された菌と遺伝子パターンが一致しています。

営業停止処分は、菌の不検出を確認するまでの間続きます。


入浴施設は昔なら銭湯か温泉でしたが、銭湯が廃れて行く中でスーパー銭湯といったレジャー型の施設が増え、コンビニエンスストアなどのように24時間営業のところが増えています。



レジオネラ属菌は、循環式浴槽(24時間風呂など)などで繁殖し感染源となります。

浴槽水は、温かく栄養分があり、内部及び配管に滑り気のある膜ができます。

この膜を生物膜(バイオフィルム)といい、ここにレジオネラ菌が繁殖しやすい環境となります。



対策は施設側の洗浄と水質管理になります。

利用者側としては異常があれば医者にかかるしか無いのかも知れません。



ちなみに、似たような語感の言葉にサルモネラ(Salmonella)菌というものがあります。

こちらは、生卵に関連してよく出て来るものです。

下痢症状を起こすものです。





違いとしては、レジオネラ (Legionella) は、発熱や呼吸困難、肺炎などの症状を引き起こし、サルモネラ (Salmonella) が、食中毒の原因となるのが一般的と覚えておけばよいでしょう。

ニュースで入浴施設となるとレジオネラ、食中毒はサルモネラが多いようです。

語感が似ていてサルモネラはどこかで聞いたことがあるので混同してしまいがちです。

しっかり対策したいですね。

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