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サントリー酒類本社米国転出は無し? 熟考した結果冷めてしまったのか? [経済]

ニュースでは温める/熟考すると絶妙な表現で本社機能移転が話題となっていましたがその後どうなったのでしょうか?

冬のウイスキーやワイン等の飲み物は別として一般的にビールは冷えている方がおいしく感じられます。

最近は新しいカテゴリーの飲料を開発しているサントリー酒類です。




本社機能米国移転の話は2014年4月19日の報道でした。

元をたどっていくと共同通信のようです。



以前サントリー、キリンの経営統合の話も結局は立ち消えとなりました。

今回もその考えはあったかもしれませんが、実際にサントリー酒類株式会社どうなるのでしょうか。



5月8日に報道機関からサントリーホールディングスの資金調達のニュースが出ました。

8000億円規模の資金を調達するため、金融機関と協議している模様です。

米蒸留酒大手のビーム社の約1兆6000億円買収の半分に相当する額です。

これを銀行からの借り入れや社債発行で資金調達するとなっています。



円建てドル建てのローンや社債ということで案件の構成は検討中ですが、ここで国際協力銀行が融資を検討しているとの情報も入って来ています。

2000億円相当のドル建て劣後ローンを国際協力銀行が検討しているようです。



さて、国際協力銀行ですが政府系金融機関であり、前身は輸銀、日本輸出入銀行です。

大手町にあるこの特殊銀行は、民業補完を謳っており、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与する分野の業務を行います。



この銀行は今回の協調融資の補完ということなのかもしれませんが、それだけでしょうか。

国際協力銀行の割合としては4分の1になります。

作文としてはいくらでも書けそうですが、この融資で酒類本社が米国に移転できましたとなった場合どうなのでしょうか。

サントリーホールディングスは日本に残っている、壽屋は云々といってもやはりウイスキーとビールが看板でやってきたサントリーの酒類本社が移転となると少々苦しくなって来るのではないかと考えられます。



4月19日の報道を苦々しく思っていたところ1ヵ月弱の間に何かあったのでしょうか。

検討していたかも知れないし今でもあるのかも知れません。

キリンの経営統合検討も無いことに、サントリー酒類本社米国転出検討も無かったことになり平常運転に戻るのでしょうか。

それでも国際化ということで押し切るのでしょうか?



サントリーからのお知らせは、5月1日付けのホールディングスによる米ビーム社株式取得完了のみでそれ以降は何もありません。

タグ:サントリー
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