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サケマス地雷炸裂か? ホテルの食材と庶民の食材 消費者庁、業者、製造販売者、水産庁

シャケ弁論争が続いていますが、実は昨年のホテルの食材偽装表示または誤表示の件が尾を引いているようです。



ホテルなので高級食材の偽装で済んだように見えたのですが、その中に鮭・鱒が入っていました。

伊勢エビ、車エビ、フォアグラ、シャンパンなど庶民が普段の夕食では食べないようなものだけならば良かったのですが、ここにマスをサケと称して客に提供していたことが問題視されました。




昨年のニュースを拾ってみると11月のことです。

その当時、椿山荘やワシントンホテルを運営する藤田観光などが叩かれていました。ただ、特定のホテルだけが偽装表示していたかというと疑問が大いにあるというのが一般の考え方でしょう。

偽装表示を誤表記という言い換えはどうかと思いますが、産地偽装だけでなく食材偽装があり、その中の一つとしてサケマスの問題がありました。

フォアグラやシャンパンなら人ごとでした。




海水中で養殖されたマスである「トラウト」を「サーモン」つまりサケと表示し提供していたことをホテル側は謝罪しました。

となると、トラウトを扱う事業者でサケと称しているところは偽装表示となるのでしょう。

ほっともっとが名称を変えずに但し書きでトラウトサーモンとしていたのは時期的にこういったことがあったのでしょう。



牛丼の吉野家広報はトラウトは厳密に言えば“ニジマス”ですという発言が残っています。ただ海で育つので「サケ」としているとのことです。

更に、その根拠は、水産庁の定めた「魚介類の名称のガイドライン」のようです。また業者が仕入れてきたものがサケかマスか曖昧なことをその理由に利用しているようです。



今回の件は消費者庁の意見交換会ですが、今頃水産庁は火の粉が掛かって来ないことを祈っているのでしょうか。

日本語に英語、学術用語に昔からの言い方、整理するのは大変です。周期表のように整然としているわけではありません。



どちらかというと、鮭、サーモン、トラウトサーモン、虹鱒とゴチャゴチャしたところで、誰も鮭=鱒とは考えていないところ、鮭=サーモン=トラウトサーモン=虹鱒、即ち鮭=虹鱒であり、虹鱒を使っていても鮭と言えると表示してきたことなんでしょう。

というか書いていてどっちでもいい感がしてきてしまう。そんなところを狙ったのかも。。。





例えば、富山の名物にマスの寿司があります。鱒ですが昔は地元の鱒を使っていたのですが近年は他所から仕入れているようで原材料名は鱒(サケ類)としているようです。


また最近話題となっているマルハニチロですが、ここで出しているシャケ缶の原材料はカラフトマスでサケ(カラフトマス)のように表記されています。ニチロの時代からあるサケ缶はウェブサイトにも詳しく載っています。




実は、昨年からこの藤田観光謝罪の時から「業界総ザンゲ」、「底なしの闇」、「パンドラの箱を開けた」などというフレーズがありました。

年が明けてそれは地雷として残り今炸裂してどう抑えるのかあるいは誰の責任なのか考えているのでしょうか。



結局、偽装や誤表記もアレですが、錯覚させるのも良くないんじゃないかと思います。

有名になったり宝くじが当たったりすると親戚が増えるとかいいますが、鮭は鱒と一緒にして欲しいと思っているのでしょうか?



でも、意見交換会というのがミソなのかもしれませんね。

急に取り締まりだと誰の責任だというのも出て来るのかもしれません。。。

議論というかゴチャゴチャしていてみんな困っていますが、これからは気をつけましょうねとすれば猶予期間を与えることで悪質な表示や今までの不整合なところはうやむやにできるのでしょう。


去年はホテルが叩かれましたが、今回そんなことが無いのは事業者側が強いからというより収拾がつかなくなるからバッシングは無しの方向で爆竹祭りのような感じで収めたいといったところでしょうか。



これからの昼ご飯は、鱒寿司と紅鱒のおにぎりですか〜

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